内視鏡検査は適切な準備と心構えがあれば、安心して受けることができる検査です。このページでは、検査前の準備から検査後の注意点まで、時系列に沿って解説します。

検査前日からの準備について

内視鏡検査を正確に行うためには、胃の中を空にしておく必要があります。検査前日の夜は、遅くとも午後9時までには食事を済ませましょう。その後は水分摂取のみとし、検査当日の朝は絶飲食となります。

また、普段服用している薬がある場合は、事前に相談することが重要です。特に、血液をサラサラにする薬を服用している場合は、検査に影響を与える可能性があるため、必ず申告が必要です。

検査当日の流れと所要時間

検査は通常、問診から始まります。その後、のどの麻酔を行い、鎮静剤を使用する場合は点滴を行います。実際の内視鏡検査の所要時間は10〜15分程度ですが、準備や休憩を含めると全体で1時間程度を見込む必要があります。

検査中は、リラックスして医師の指示に従うことが重要です。経鼻内視鏡を選択した場合は、会話をしながら検査を受けることも可能です。深呼吸を意識することで、より楽に検査を受けることができます。

検査後の過ごし方と注意点

検査後は、のどの麻酔が完全に切れるまで、飲食を控える必要があります。通常1〜2時間程度で麻酔は切れますが、その間は誤嚥を防ぐため、水分を含む一切の飲食が制限されます。

鎮静剤を使用した場合は、さらに注意が必要です。当日の車の運転や重要な判断を要する業務は避け、できるだけ安静に過ごすことが推奨されます。

検査結果については、その場で簡単な説明を受けることができますが、詳しい説明は後日改めて行われることが一般的です。